本物の日本人への道

TAMA55

2013年06月23日 17:31

テレビ番組を見ていたとき、下町の職人さん達を紹介しているコーナーがありました。その中に、日本の箒を作っている職人さんという方が紹介されていました。
もうだいぶご高齢で、何十年と箒を作り続けている方です。

日本の箒というのは、上手に使えば最低で5年、長い時は20年も使えるものだとか。
私は、箒なんてホームセンターや100円均一で買ったものしか使ったことはありませんが、確かに、箒というのはあまり使わない割りにすぐに壊れてしまいます。
結果、そんなに使っていないのにと思いつつ、買い変えてしまうのです。

今は、掃除機がありますから、箒を使うのは、だいたい庭を履いたり家の周りをきれいにしたりと、そういう時です。家の中で使うことは、ほとんどありません。

しかし、使わない理由は掃除機だけでもないんですよね。
家にある箒では、ホコリが完全に取りきれないので、箒で掃除をしても結局、最後には掃除機をかけなければなりません。
そうしたらやっぱり、最初から掃除機を使ってしまいます。

しかし、職人さんの作った「本物の箒」は、そんなこともないようでした。
しっかりと汚れを絡め取り、部屋がピカピカになる。特に畳の部屋には効果的なような気がしました。

よくよく考えたら、日本の家はかつて畳の部屋が多くあったのですから、箒はとても効果的な掃除道具だったのですよね。
今でこそ掃除機は進化して畳もきれいになりますが、少し前の古い掃除機は、畳はいまいちゴミを吸いきれないような気がしていましたから・・・。

いずれにしても、やはり「本物」は違うのでしょう。
そしてその「本物」を作るのが「職人」さん。
これから、私も「本物」を使えるような、本物の日本人になりたいものだと、しみじみと思いました。

関連記事